【弁理士試験の勉強しんど過ぎて、小説を書いてしまった】孤独感極まって、アタオカムーブ発動。

雑記

弁理士試験の勉強しんど過ぎて、小説を書いて昇華させた。

ショートショート「青い蛍光ペンと彼女」のあとがき

どうも、弁理士試験受験生のニシジマです。いや、ショートショート「青い蛍光ペンと彼女」の著者、ニシジマです。

弁理士試験の勉強を4年ほど続けて、毎日毎日毎日毎日カフェに通い続けているときにふと浮かんだストーリーです。ちなみに処女作です。手前味噌ですがなかなかの出来栄えです。ポスト石田衣良狙えそうなので、これで飯を食っていくことにします。ちなみに主人公は、弁理士試験受験生です。

※ネタバレしますので、先に「青い蛍光ペンと彼女」を読んでいただけると幸いです。

孤独感極まった独身男が恋愛小説を書いて心の澱を取り除く、というだいぶ斜め上のアタオカな昇華の仕方を思いつきました。だいぶ”キテ”ます。

深夜に勉強を終えて、布団の中でパンツ一丁で書きました。彼女視点の「白い封筒と青い蛍光ペンと彼」を書いていると、彼女に感情移入し過ぎて、私も涙が止まらなくなりました。女性の気持ちになって文章を書くのはなかなか骨が折れました。試験勉強に冒されてだいぶ末期です。

自分で書いた小説を読んで自分で泣く。この上なくめでたい奴です。ちなみに一応断っておきますが、話の中に出てくる「彼」は私ではないです。

「彼」が公園のベンチに座って彼女の手紙を読んでいると、空から雨が降ってきます。ポトッと大粒の雨が便箋の上に落ちてインクを滲ませます。これは言うまでもないですが、カフェの前で号泣した彼女の涙です。でも彼はそんなことは気づきません。

小説を書くのは人生で初めてでしたが、彼女がワッと泣き出すシーンや、風が吹いてきて彼が身体を縮こめる動作をどういうふうに表現するのがいいんだろう?と思って、書いて、消して、書いて、消して、を繰り返してなかなか苦戦しました。

付き合う前(結局付き合うことはありませんが)の二人を書くのは、とても瑞々しい感じがして、楽しかったです。冷静になると死ぬほど恥ずかしくて、痛い限りですが笑
でも、子供心や若いときの気持ちを持っておくことも人生を豊かにする上で必要なことかもしれません(という言い訳です笑)。

ファンタスティックだけど、ちゃんと現実味もあっていい仕上がりになったと思います笑
「彼」視点だけで話を終わらせるつもりでしたが、「彼女」視点も書きたくなって、より話に深みが出たような気がします。書き終わってみて、YOASOBIの「夜に駆ける」感を何か感じます笑

一つ一つの動作を現在形で書いた方が臨場感が出るのかな?とか現在形と過去形を混ぜて書くのは変なのかな?とか、普段自分が読んだり書いたりする理系の文章とは全然違う部分がすごく気になりました。

学生時代はよく小説を読んでいたけど…

思い返せば中学生の頃、お小遣いを握りしめて、東野圭吾の小説「手紙」を書いました。自分のお金で買った初めての小説です。あの日からニシジマの生活に「読書」が入ってきました。

いつしか大人になり、毎日に追われるようになりました。社会人になってからはずいぶんと即物的になってしまいました。判断の視点が役に立つか役に立たないかになってしまいました。それと伴って、読む本も”役に立つ”本ばかりになってしまいました。

学生時代、たくさん読んでいた「小説」という存在は、今となっては片隅に追いやられて埃を被っています。

小説は誰かが作ったウソの話ですが、実はその中には「日常に溢れる疑問や不満を解決してくれるヒント」がたくさんあって、色んな感情を教えてくれます。時には他人にかけられる言葉なんかより何倍も大事な言葉が詰まっていたりします。

また、日々のつまらなくてしんどい現実から逃避させてくれるのも小説がもつ力だと思います。よく”小説の世界に逃げ込む”という表現がされますが、まさにあれです。

辛い現実に立ち向かうときに、ちょっとした憩いの場となる小説は、日々闘っている社会人にこそ必要なんじゃないかなと思います。ショートショートを書いてみて、また小説を読みたくなってきました。

最後に、「青い蛍光ペンと彼女」を読んでくださり、ありがとうございます。

そろそろ現実に戻って、もうちょっと頑張ります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました