弁理士短答式試験、三度目の正直でやっと合格しました。著不むずい…。【模試成績の推移、メンタル面の話】

弁理士試験

弁理士短答式試験、三度目の正直でやっと合格しました。

今年は大阪経済大学。去年の大教大とは全然違い、めちゃ奇麗。流石私立大学!

お疲れ様です。いや、私が一番お疲れです(皆さんも本当にお疲れ様でした)。本日はガチの方で抜け殻状態になってました、ニシジマです。人間疲れすぎると動けなくなります。ということで、昨日受けてきた弁理士短答式試験の結果と、それに向かってのやっていた勉強についてのお話をします。

試験前日に神社にお参りしてお賽銭を投げる時に「みんな合格しますように!」とお願いしたので、受かった方は改めて感謝していただければと存じます。これ↓

大経大は昔、知財検定を恐らく受けた会場だったので何となく館内を覚えてました。めちゃくちゃ懐かしかったです。

  • R4の短答の結果報告(25点)はこちら
  • R5の短答の結果報告(38点)はこちら
  • 今年R6の短答の意気込みはこちら

試験結果報告。お疲れ飲み会で私の採点イベント。

試験結果と模試の成績推移

試験結果

とりあえずデータから。試験結果は特実15/意7/商8/条4/著不6 合計40でした。昨年が38だったので、ほぼ微増のレベル。もうすれっすれでしたね。戦犯は条約と著不でしょう。ここで足切り喰らった方が多いかと思います。個人的には条約・著不もサボらずにある程度力を入れていた分野で、大体いつも模試などではこんな感じだったかと思います。条約(PCT・パリ・TRIPs)=(3点・2点・1点)著不=7~8点。

追記:届きました。合格通知。

弁理士試験は基本的に特実意匠の上四法の試験で、特に著不に関してはサブ科目というお約束があって(あったん?)、緩めに作られるはずだったのですが、今年は下三法が牙をむきましたね。まず、著作権でいうと、『航空写真は著作物にあたるか?』みたいな基礎中の基礎みたいな問題が出なかったですよね…。いや、これ出せよ!!こういうので稼がせてくれるっていう話やったやん!!!何が『TPP11 整備法の施工に伴う著作権法改正によって、著作権侵害罪はすべて、非親告罪となった。』じゃ!!!おかしいやろ!!!空気読めよ!!何著作権の面下げて、上四法並みの問題出してるねん!!!てか、このよくわからん枝が正答(〇)なのもおかしいやろ!!こういう難しいよくわからん枝は(×)というお決まりやん!!!以上です。

試験に対する軽い考察

考察というほど深いもんでもないですが、今年の短答式試験では、『条文番号覚えてますか?』感と『論文感』が強い印象を受けました。それから『下三法ちゃんとやれよ感』?これなんかはそんな感じ。

意匠法10条の2って多分分割ですよね?問題文の空気感とうっすらした記憶から確か10条の2って分割だよなと思いながら解いてました。分割出願が適法に行われるか否かによって優先権の主張を引き継げるか、また特44条4項の手続簡素化を目的とする優先権主張書面や優先権証明書や新規性喪失例外の適用を受ける書面を分割出願時に再度出す必要がない規定が引き継げるかという話っぽい感じですが、間違えました。論文やってないときついかなこれはという印象。

『その他の問題においても、”意匠法48条1項3号”に該当するものとして無効審判請求がされた場合において』というこの問題。無効理由は全て覚えていましたが、何号までがどこまでを包含しているかまでは覚えていませんでした。条文番号ちゃんと覚えてるかー?って特許庁からの伝達だと思います。

この意匠法の枝もなかなか重かったと思います。基本的な関連意匠制度を上辺だけなぞってはいはいはい!ってやってると絶対に解けない問題ですね。やっぱり時系列関連の問題ってもう今後は単純な29条の2とか39条を問う問題って出にくいんだと思います。過去問で受験生も十分準備してきているので。そうなってくると、パリ優先権を絡めてみたり、移転のタイミングを問うてみたり、そういう話になってくるのだと思います。例えば特29条の2で後願出願時に移転により、出願人(承継人)が同一人になっていたら、拒絶されないというのも出願”時”なので、”同日”ならばどうなんや?とか、一般承継の場合で旨を特許庁長官に届けていない場合は?とか。

パリ優先権・国内優先権を絡めてくると、関連意匠制度とか結構ややこしいんですよ。関連意匠の出願はどこから10年?とか、存続期間はどこを起点とする?とか。単に本意匠から10年で、存続期間は本意匠出願から25年とだけ覚えていれば良いわけではないんですね。だから問題を通して、一つ一つ知識を確実なものにしていく必要があります。ちなみにこの枝も意匠法”44条4項”と出てきますね。これが何の条文を指すのかを覚えておかないと解けません。今のところ、ちゃんと問題文を把握していれば条文番号を正確に覚えていなくても空気を読んで解答できる問題も多いですが、条文番号覚えろよ!は今後のトレンドになるかもしれませんね。

模試の成績推移

答練・模試成績

答練と模試の成績推移はこんな感じです。1~8回目がLECの答練。9回目と10回目がLEC全国模試。11回目がTACの全国模試。最後の11回目のTACの全国模試が全国11位だったので、今後はラッキーナンバーを11とします。これは自分の中でだいぶでかかった。とりあえず模試成績をプリントアウトしてお守り代わりに受験会場に持っていきました。

順位はこんな感じ。縦軸は回次。横軸は人数。エクセルでグラフとか作らんからマジでやり方わからん。

これオレンジがニシジマです。上のグラフは青がニシジマだからややこしいな…。すまぬ。
答練・模試を受けるメリット

答練・模試を受けるメリットは、やはり何といっても体力作りと時間配分の確認にあるかと思います。正直3時間半って体力勝負なんですよ。試験3時間半をフルで集中するのって厳しいから、少し上手い気の抜き方とかが結構大事になってくるんですよね。私は試験中に「この後飲み会や~!!!」と思って試験を解いてました。いや、これはふざけてるとかではなく、集中するタイムと、集中が途切れたときにトイレに行ったり、ジュースを飲んだりしながらリラックスしてみたりということです。いかに最大のパフォーマンスを出せるかが勝負なんですね。なので、めちゃくちゃトイレに行きたいわけではなかったんですが、とりあえずこの辺で行っておくか。どうせ3時間半は我慢できへんし。くらいのノリでした。

あと、時間配分でどのタイミングまでにどこまでを終わらせないといけないのか。解く順番はどこからにするのか。この辺りを重点的に調べて試行錯誤してました。ずっと今まで著不から解いて最後に特許を持ってきてたんですが、どうしても苦手意識がそんなにないのに特許の点数が伸びなかったんですよね。そこで、特許から解いてみようというアドバイスをもらい、やってみると改善しました。

また、ジュース飲んでも良いみたいですね。なので、おすすめはアクエリアスとかカルピスとかです。甘い物を飲んだらリフレッシュされてブドウ糖が頭に回るので。私は試験当日は結局何も飲まずに最後までちゃんと集中できました。これも答練・模試で鍛えたおかげ。とにかく知識を確立させるのと同じくらい、3時間半座り続ける心を養うこともまた重要なのです。

短答式試験は根競べ

短答式試験って色んな意味で根競べなんですよ。どこかで理解しづらい箇所が出てくる。そこをどう乗り越えるか、何度も何度も何度も読み返して理解に繋げてみる努力をする。覚えても忘れてしまう、忘れたけどもう一回覚え直す。それをひたすら繰り返す。結局のところ、覚えないといけない量、合格に必要な知識量は一定で、そこにどう自分を乗せていきくかの戦いになります。

で、受験生には大きく分けて才能型と努力型にわかれます。もう少し細かく分けると、天才型と秀才型と努力型。弁理士試験における割合は、天才型:秀才型:努力型=1:29:70くらいですかね。個人的にはこのくらいの感覚だと思います。

すぐ覚えちゃう天才型はさておいておき、秀才型と努力型の決定的な違いは理解力だと思います。どうしてそういう条文の規定になっているのかを深く理解しているか否か。この辺りがすぐにできるタイプとなかなか理解が及ばないタイプ(=努力型)です。

かくいう私も周りの受験生はいきなり2倍速で講義を聴いたりして進めていましたが、私は聴いて止めて聴いて止めてメモをしてを繰り返して2時間の講義を3時間かけて聴くどんくさいタイプでした。なので、一向に講義を処理仕切れないのですが、全く理解が及ばないまま講義を聴いていても意味がないので、ある程度は理解が及ぶレベルで講義を聴こうとするとそんな具合でした。

なので、理解力が低い分、擦る必要がありまして…。結局短答式試験に合格するまでに少なくとも延べ50000枝ほどは解きました。解いて、壁に向かって解説をし続けて、解説にケチをつけて自分ならこういう解説にするとかそんなことをブツブツ呟いてました。だから、昔からそんなに勉強が得意というわけでもなく、飲み込みが早いタイプでもなかった人(=努力型)の人たちは是非とも擦り続けて、考え抜いてみてください。そして、自分の考えで及ばないところは語呂合わせにしてでも無理やり覚えてしまうのです。無理やり暗記することで、知識が増えて改めて同じ文章を読んでると繋がる瞬間がきっとあります。今までわからんかった文章が氷解する瞬間です。

お疲れ飲み会の採点イベント

お疲れ飲み会、企画ありがとうございました。最後はご馳走になり、改めてありがとうございます。いやー、採点会なかなかドラマでしたね。【条約5】を直前で枝変えたんですよ。1か5で悩みませんか?

というか未だに1が何で×なのかよくわかってません。また気力が沸いたら調べるかLECの動画でも見ようかなと思います。最初5選んでたんですよ。で、直前で1に変える失態。

採点がこのとき、特実意匠=31でとりあえず順調に来てたのですが、条約4点未満の足切りに引っかかりそうでした。何とこの後【条約9】まで採点をした段階で正答していた問題は3問…。最後のTRIPsの問題で外してたら一巻の終わりです。

「ちょっとトイレ行ってくるわ。」と言って席を外し、正直内心終わったと思ってました。まあ、でもしゃーないか。やることはやったしなー。という感じで再び席に戻り…。

この〇の形が何か熱き魂が滲み出てます。

耐えた…。うぉぉぉぉぉぉ…。奇跡の〇。これで合格が確実なものになっていきました…。本当に助かったとこの時思いました。正直この枝は4択からの勘ですもん。無理なんよwTRIPsは。前半半分くらいしか覚えきれてないというか多分大半の受験生がそうなので。

あと思いましたよ。天は自ら助くる者を助くんだなと。試験直前、「鉛筆・時計…以外のものを仕舞いなさい。」の合図があるギリギリまでまとめていたノートを見返してました。周りを見渡してもほとんどの人が合図のある10分前くらいからもう何も見てないんですよね。

でも1時間程度は覚えていられる短期記憶ってあると思うんですよ。これは、まさにまとめノートに書いてた『あれって意匠法は準用してたっけ?』とか『追完ってこれ不責やっけ?故意やっけ?』とか『地団の出願で証明書2つ出さなかったらどうなるんやっけ?』とかそのレベルの奴。こういうのって日頃覚えてるんだけどすぐ忘れちゃうみたいなやつ。これを最後の最後に全部見ることで、その一瞬だけキラッと!光れて、マックスナレッジ天才くん、スーパースター状態で試験を受けられるわけです。

みんな余裕やなwと思いながら独りで足掻きまくってました。で実際蓋開けると40点で足掻き勝ちなんですよね。そんな直前で見たやつが出るかいなwって言いますが、そうでもないんですよ。直で問うてくることはなくても間接的に問うてきたり、入れた知識を基に考えられることだってあるんです。そう考えると、この最後の10分に賭けて入れまくった(おそらく試験が終わって飲み会の場ではもう忘れちゃってる)知識はバカにできないものです。

また、間違えた問題を見てみるとやはり2択ミスなんですね。だから惜しいという話ではなくて、どこまでいっても高得点者であっても2択で悩むんですよ。でも、2択で迷って外していたとしても受かれる力、これが大事なんだと思います。換言すると、迷わずにしっかり答えられた問題をいかに多く作るかです。結局のところ、こんなに膨大な知識を要する試験において、完璧に覚えてる人はほとんどいないと思います。実際、去年38点を取ったときも、今年40点を取ったときも改めて自分の知識を思い返してみれば寧ろ知らないことだらけって感じがします。え?こんな基本的なことすらわかってないの?ということもざらにあります。

だから、確かに細かいところまで覚えていかないといけないし、複雑すぎる内容が多い試験なんですが、一方で超複雑な内容(上レベル)は知らなくても良い試験なんですよ。この試験は。複雑だけど受験生レベルでも知っておくべきことだなという中レベルまでをいかに確実な知識にするか。これにかかっているかと思います。

試験日前後のメンタル

試験日前日

んー、合格率7割ってとこかな。って感じでした。模試成績に鑑みれば、まあ受かるのではないか?とも思ってましたが、言うてもね。この試験模試でどれだけ成績出てても本番の出る問題次第みたいなところあるんですよ。やっぱり2択で外しまくるという危険性もはらんでるんでね。なので、まあやることはやったし、もう本当にあとは受けるだけ。落ちてもしゃーない。落ちたら落ちたときにまた考えよう!と思って挑みました。本当に合格率7割くらいじゃないかなー?という感覚でした。

試験日当日

大阪経済大学に近づくにつれて、どんどん電車の中に受験生が増えていきます。明らかに受験生なんですよね。付箋を大量に貼ったボロボロの法文集を読み込んでる老若男女。本当におじいさんから若い大学生みたいな人まで色々です。メインはおじさんかなー。やはり受験会場の年齢層はざっくりと40前後のおじさん達が多い印象です。でも結構バラエティ豊か。

彼らを見ながらなぜか私は「あー受かるわ!てか、何か今会場で多分ほぼ1番偉いんじゃないかな?だって全国模試11位やろ?会場の数考えたらこの人らより確実に賢い…。てか、みんな東大とか卒業してはるはずやのに自分が一番賢い…えやば…。」自惚れていました。試験直前はなぜかよくわかりませんが、100%受かる気しかしませんでした。あんまり試験で緊張することってないんですよね。面接とか入試とかで緊張することがないなああまり。多分、落ちてもしゃーないって思ってるのと、まあ最悪別に弁理士にならんくても食っていければええわと思ってるからだと思います。そうなると、この数年は鬼のような気の狂った”自己啓発”を行っていたことになるわけですが笑

試験中

特実意匠を解いてる時の感触はめちゃくちゃ良い感じでした。あーやっぱこのくらい答練と模試で点数取れてたらそりゃあ解けるよな。確信をもって答えてる問題だいぶあるわこれ。って感じでした。一部わからんなーという問題もありましたが、答練と模試のときの感覚からすると、特実意匠の出来は60点換算すると45/60って感じでした。

で、条約。そして著不。牙を剝きました。わしの3年間に弓を引くとはこのことかいワレ!!という感じで、わからん問題はロト6でいきました。わかる問題を確実に取っていって足切り回避を狙う作戦です。

例えば条約で10問あるうち、3問だけでも合ってると確信できる問題があれば大体足切りは回避できます。もっと言えば2問だけでも合ってると確信できる問題があるだけで足切りは免れやすいです。

つまり、2問は絶対に合ってると確信する問題がある。あと8問は枝を一つは切れる。という状態にしておけば、4択なので確率的に言えば25%。つまり、2問/8問は合わせられることになり、合計4点なんですね。だから膨大な範囲を問うてくる条約であったとしても、基本的にこれは選んではいけないだろうと思われる枝を切れる基礎力があることによって合格を手繰り寄せられるわけです。

条約わからんからポイーッ!ってしてると、何が起こるかというと、5択から選ばないといけなくなり、確率は下がります。答えが分からないにしてもその条約の概要を知っておくだけで、5択から4択、ないし3択にまで絞って解答できるわけです。

採点直前

飲み会、三次会にて、採点をしました。毎年毎年ありがとうございます。よく考えるとマジで自分で採点したことがないんよな笑 他人に採点してもらってばかりです笑 ほんまにありがとうございます笑

まあそれの方が気楽だし、何よりエンタメ感出て面白いじゃないですか笑 あんま多分当事者意識が薄目なのかもしれません笑 みんなでうわーーーー!!!とか言いながら、落ちたやんワラワラワラとか、受かったぞー!!!とかやってるのが楽しいんだと思います。独りで採点してて受かっても落ちても味気ないですしね。この採点方法は他の受験生からしてみればとち狂ってると思われそうですが笑

で、採点直前の合格メンタルは五分五分でした。特実意匠はまあいけてるだろうと。一方で、条約・著不に関してはもうこれはわからん。さっきも言った通り、3択に絞ったりしてたやつがどこまで響くか、それから確実に合っていると確信していた問題が合っているかこれにかかっていました。

次の日(5月20日)

平和そのものです。いや、こっから論文式試験が始まるので、また頑張らないといけないんですが、とは言っても、やっとのことで3年越しの合格なので一先ず安堵しております。まあ人間走り続けてたら壊れますしね。別に偉くならなくても食っていけますし、自分なりの幸せは見つけられそうなので大丈夫そうです。

受験を通して人生とは何か?どうやって生きるのが良いのか?とかよくよく考えさせられました。これはブログでも書きました(できるだけ早く人生は有限だということに気づいたもの勝ち 【だから弁理士試験の勉強をする】 – ニシジマブログ (nishijima1029.com))が、行きついた結論は、みんな最期は死ぬ。だから自分が納得するように気持ち良いように生きれば良いということでした。

どうせ100年経てばみんな死んじゃいます。150年経てば自分の存在を知覚する人すらいなくなるでしょう。つまり存在していたかどうかも誰も知る由もない世界になるわけです。どうせ歴史の一滴にすらならずに無になるんですよ。自分の生まれる前を自分が感じることができないように、死んだ後は生まれる前みたいになるんです。私は昭和の時代も知りませんし、その前の大正も明治の時代、生まれる前の世界のことを直接的には知りません。だから、時間軸というのは『無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無……有!!!………無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無無……』という感じで流れているんですね。本当に『有』の時間は短い。

だから、くよくよ嫌な思いをして生きるのはもったいない。日々を楽しく、自分が納得できるように生きるのが良いと思いました。それがもっと具体的なところでは、受動的に老いていくのをただ待つだけのような日々を生きるのではなく、ちょっとチャレンジして人生に張りを出したいなということでした。楽を取ってたら楽なんですけど、段々人生細くなるんだなと。

年始(1月1日)から短答式試験(5月19日)までの流れと反省点。

1月1日

さて、ここからが私の心意気が少しずつ受験生になる瞬間です。これは毎年そうですが。逆に言うと、12月31日までは本当にのんびり生きてました。まあもちろん勉強は平日2~3時間、休日5~6時間程度はしていたかと思いますが、間を見てポーランドやオランダにもふらっと行ったりしてました。

ポーランドのクラクフという街
クリスマスにオランダで独り肉を食べるアラサーニシジマ。円安の影響により一番安い物を注文。

あっ、草津温泉にも行ってたな。お付き合いしていた方とも別れたので、嘆きのフリーダムライフという感じでした。まあでもえっか!というか、正直あんまり噛み合ってなかったのでそこはまあ良いのですが。

草津夜の街。

ということで、婚活も一先ずやめることにしました。それが1月。やっぱり婚活は直前期にやることじゃないですよ。そんな二足わらじで受かるほど賢くないですもん。結局どっちつかずになってわけのわからんねえちゃんと付き合って短答落ちました~あははは!じゃねぇ…。それならば、一旦、短答に照準を合わせてまあその後だろうよ。と思い、決”断”したわけです。何かをするということは何かをやめるということです。血が出るくらい痛い思いですが。まー論文終わったら誰か付き合おうよw楽しいと思うからw

草津温泉の動画はこちら↓

2月

いよいよ、本気の受験生にならねばという感じで、1月のプレ受験生からの脱皮です。五例幼虫になる瞬間です。この脱皮がものすごく痛い…。マジで2月の1週目あたりがそれで動けなくなってました。まだ蛹じゃないのに…T_T

やっぱり受験生になるというのは結構しんどいことなんですよね。もう本気でいよいよ全部捨てる。短答合格だけを考えるという瞬間で、2月から始まる毎週の答練と模試に照準を絞りました。如実に去年もう一度頑張ろうと決めたあの日からの成果が答練と模試の成績という形で出るわけです。それに気圧されて布団から何日間か出られなくなっていました(マジで蛹T_Tマジで空気さなぎT_T)。しかし、このままではいけない!!!と思い直し、布団に3日ほど引きこもっていた私は立ち上がり、何と何と!!脱皮を遂げたのですT_T(生命の神秘)。晴れて五例幼虫です。完全変態。

とにかく自分は答練と模試で合格点を取り続けて、その成績をお守りにする。これを周りにも宣言をしておりました。結果としてはほとんどの回で合格点を取り続けることができてまあそこそこな有言実行はできたかと思います。何よりも、『模試のために平日、月~金は勉強→土日に答練・模試を受ける』これを繰り返すことで、短期目標ができました。短期目標を掲げることで勉強する意味合いがくっきりしてくるんですよね。それによって勉強の集中度合いや、分かりたいという思いが強くなり、成績に繋がる。そんな感じでした。あと、3時間半の試験を毎週受けるということで身体を壊しそうになりましたが、それも試験本番の準備としてすごく良いと思います。マジで難関資格は体力勝負だと思います。そういえば京大の理科とか3時間もありますしね。共通テストは情報が追加されて、2日間の試験を1日圧縮型でやる予備校の模試も破綻しそうになってますし…。弁理士試験の短答も3時間半ぶっ通しだし、確か司法試験の論文とか、医師国家試験あたりもマジで鬼畜な試験時間だったはずです。

試験って頭を使う試験なんですけど、単純に座り続けて考え続ける体力っていると思うんですよね。30代からは特に体力の衰えがあるので、何と言っても体力づくりに時間を割かねばならぬって感じです。

そういえば、休日短レボ100ページ解く!っていうのをやってました。マジでこれは心が折れましたが、学力アップにおすすめです。休日100ページ解くメリットは一気に進むので、短期間に全範囲を網羅でき、他法域と対照する頭が出来上がるのです(ただし、メンタルはおかしくなります。)。

大体体系別過去問だと150~200ページ分くらいになるかと思います。短レボの解説冊子を使っていたのでかなり濃縮されて書かれておりますので、100ページに載ってる問題数が非常に多いです。

3~5月

まあもうこれはなりふり構わずという感じで、頑張ってました。年始からは平日3時間、休日6時間くらいをデフォルトにして勉強してました。正直仕事との兼ね合いで死ぬかと思いました。仕事してるか勉強してるかって感じでした。飲み会も(ほぼ)全部なし。本当に虚しくて面白くない上半期でした。

こんなことやってて何になるんやろう?受からんかったらマジで金と時間の無駄やな。てか、こういう風に生きたかったのかな?とか色々考えてしまうんですよね。しんどーってなってくると。まあそこから100年経ったら人生チャラ理論が私の中で生まれました。

ちょうど暖かくなりつつあったタイミングだったので、とにかく歩きまくりました。休日のスケジュールは大体6時間ほど自習室かどっかに引きこもって勉強をして、梅田から難波まで8kgのリュックを背負って歩くということをしてました。家に帰って夜また勉強。

体力づくりとダイエット。まあ缶ビール飲みながら歩いてるからトントンなんですが…。

youtubeもやってるので是非。徒然なるままに書いてるブログと、Vlog感覚でやってるyoutubeなんですが、これを通じて私を認知して下さってる方もいて嬉しい限りです。目標はヒカキンです。

以下のリンクから私のyoutubeチャンネル『どうも、ニシジマです。』に飛べます。論文の勉強方法がよくわからんので、良かったらXで教えて欲しいです。まずはお疲れ。

どうも、ニシジマです。 – YouTube

この記事を書いた人

人生に惑うアラサー。このままでええんか?と一念発起。本屋で知財検定と出会い2級に合格。2021.3.15から弁理士試験の勉強スタート。R4は25点、R5は38点。R6必須論文合格、選択科目落ち。R7最終合格!化学科卒業後に予備校に就職。化学を担当。twitterID : @nishijima1029

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