覚えてるうちにアウシュビッツ収容所に行った時の話をする
どうもニシジマです。久々のブログ。旅行記は特に鮮度が大事なので、覚えてる時に書かないとイキイキとした文章が思いつかなくなる。ということで、まだ帰ってきて1週間そこらの今のうちにアウシュビッツ収容所に行った時の話をする。ちなみにそれ以外のオランダの話はこちらから↓
風俗・大麻・カジノが合法なオランダに行ってきました。SEXショーなんて見てませんよ(汗)風車とチューリップを見に…(汗)
動画はこちらです!
当日券普通に取れますよ!
時間がなかったんですよ。前回のブログで記載した通り、アウシュビッツ収容所行きのツアーガイドが来なくて、ポツンッ。だったんですよね。いやいやいやいや、クラクフまで来てどこも行かないのはありえんやろwということで、自力で行ったアウシュビッツ収容所。ちなみに、アウシュビッツ収容所の当日券は取れないとネットで書いてありましたが、全然そんなことはなく、取れました。普通に。
行き方を簡単に説明すると、
- クラクフの中央駅に行く。すぐ近くにバスターミナルがある。
- オシフィエンチム駅行きのバスに乗る。クラクフから1.5時間ほど乗車すると、オシフィエンチム駅に着く。オシフィエンチム駅とアウシュビッツ収容所は全く同じところなので、迷うとかはない。
- アウシュビッツ収容所に到着したら無料の入館券を発行する(パスポートさえあれば発行してもらえる)。
- アウシュビッツ収容所観光。なお、帰りのバスも同じところから出ている。クレジットカード使用可(2023.12月現在)。
アウシュビッツ収容所
何となく訪れてみようと思ったこちら。ちなみになんですが、「いやあ…言葉にできませんでした。」みたいな記事はあんまり書けないと思います。というのも、いや確かに本当に凄惨な歴史で簡単に語って良いものでもないと思うんですけど、正直あんまりよくわからんかったというのが印象なんですよ。
一応行く前に日本でユダヤ人が迫害された経緯だったり、ヒトラーが政治家として成り上がるための一手段であったとか、ユダヤ人というのはそもそもどういう人たちなのかとか、それから映画も観ましたよ。
で、実際行ってみた感想は、「ものすごく静かで、ものすごく暗くて、ものすごく寒い」ところでした。とにかく静かな場所で、雪がところどころ積もっていて、それから、まだお昼なのにめちゃくちゃ暗いんですよね。まだお昼の14時とかなのに館内(アウシュビッツ収容所の建物の中)に入るとめちゃくちゃ暗い。
伝わるかなあ。この寒い感じ。本当に寒くて、静かで。何度もテレビで見たことある場所だったんですよ。白い巨塔でも財前五郎がワルシャワの学会に出張するシーンでも出てきましたしね。この写真ではわかりませんが、一部雪も積もってました。
展示されてるものも痛々しくてひどいものばかりで、日本でいうと、広島の原爆資料館に行ったときと同じような気持ちになりました。ポーランド語と英語での説明でしか書かれていないので、ほとんど読まずに展示品を見て回っておりましたが、「そりゃあこの真冬でほぼ素っ裸で、ご飯も食べられなかったら死ぬよな。」という空気感でした。マウンテンパーカーを着こんで、カイロを貼って、マフラーをしていたのにそれでも十二分に寒くて、こんなところで半袖半ズボンみたいな恰好で、布1枚で寝かされたらそりゃあ持たないよなあ…という感じでした。道端で助けてくれてインスタ交換したお兄さんも「もう二度と行きたくないところだ。」とおっしゃっていました。
これで多くのユダヤ人は殺されたそうです。何も詳しいことは言えないので、薄っぺらい話になってしまいますが、アウシュビッツ収容所に着いたユダヤ人は「シャワーを浴びれる。」と騙されて、壕の中に入れられたそうです。
私もこの中に入ってみました。中はじめっとしていて、静かな空間でした。壁にはたくさんのひっかき傷があって、これは殺鼠剤で苦しんだユダヤ人が残したものだそうです。
至る所に張り巡らされている高圧電線
ユダヤ人の隔離のために高圧の電気を流した高圧電線が張り巡らされてました。一部のユダヤ人はアウシュビッツ収容所での生活があまりに厳しすぎて、この高圧電線にわざとぶつかって自死する人もいたそうです。
アウシュビッツ収容所からクラクフに帰る
帰ってきました。ポーランドは良いですね。物価も安いし、人も優しい。オランダも楽しいところでしたが、ポーランドもなかなか。乙なところでした。行ったタイミングがまさしくクリスマスで、平和そのものって感じでした。ポーランド料理(じゃがいもで作ったパスタみたいな奴)を楽しみながらこの日は終わりました。
雪で靴がびしょびしょになった。
ポーランドで会ったホームレスの女性
クラクフからオランダへ向かう日。私は、クラクフ中央駅にあるショッピングモールでご飯を食べていました。すると、あるホームレスの女性が突然声を掛けてきました。”I’m hungry.”と。
海外で”せがむ”人がいたら速攻で跳ねのけないといけないなという反射神経で跳ねのけてしまったのですが、よくよく考えると、前日に私はポーランド人の彼に助けてもらったんですよね。私は彼に助けてもらいながら、「ああ自分も誰かが困っているときは助けないといけないよな。」と思っていた翌日の出来事でした。私が”I don’t have enough money to buy meals.”と言うと、彼女は”O.K.”と力なく立ち去っていきました。立ち去る彼女を横目にポテトを食べながら、(果たしてこれで良かったのか?)と過りました。過ったんですけど、んーまあでもなあ…。と思って、放置してたんですよね。
で、食べ終わって、「やっぱり、良くないよな。てか、よく考えたらこのフィッシュアンドチップス300円で買えるやん。そのくらい買ってあげたらええやん。」と思い直して、彼女を探しました。
30分ほど探していたんですが、結局、彼女は見つかりませんでした。
何であの時さっと、何も考えずにただ手を差し伸べることができなかったんだろうと思いながら、クラクフを飛び立ちました。タイミングってめちゃくちゃ大事なんですよ。人生において。みんな軽視するけどさ。今やるべきときにやるってめちゃくちゃ人生において大事なんですよね。
written by Nishijima
【Timing is important】
While I had lunch at a cafe in Kraków. A elderly woman suddenly spoke to me. She said, ” I’m hungry.” She wanted me to treat her to a meal, but I rejected it because some of them who want others to give money just want money though they aren’t involved in any probrems. She just said “OK.” and dissapeared.
I could help her out, but I didn’t. Having meals, I thought a man who helped me out on a street yesterday. He kindly said to me “Do you need some help?” I swore I must help ones who are in trouble while I was talking to him.
I should’ve bought a meal to her. I looked for her, but it was too late to find her. Timing is really important. However, we don’t know how important it is. How many times have you missed important things ever? Didn’t you want to ask one you loved out, did you? Didn’t you want to apologize to your friends, did you?
Take actions as soon as possible, or you’ll miss it. If you want to thank your friends or parents, you should. You might miss the chance to thank them if they passed away tomorrow.
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