論文の勉強がわからない。どうやって書けばいいんや?【3年目の弁理士試験の勉強】

弁理士試験

論文の勉強法がわからない

短答試験は1年目が25点、2年目が38点。来年こそは短答論文一気合格ということで勉強をしているニシジマです。さて、3年目にしてようやく始めた論文試験の勉強。どうやって勉強していけば良いのか。一応、LECで講座(短論一気合格)を取ってるのでそれを受講しているのですが、いまいち受講時のスタンスも受講後の復習のスタンスも型が出来ない感じ。どういう風に勉強すればいいのか。どういう風に勉強すれば合格できるのか。それを試行錯誤しながら考えて勉強している感じです。

ということで今回は、論文初学者がやってる論文の勉強法を書いていきます。これで合ってるかわからんし、答練とか日々の勉強を通じて修正をどんどんかけていきます。

写経すれば受かるやろ

ノートに写経したもの

個人的な見解としては、結局のところ模範解答と同じことを書けば確実に合格できることは確かだと思う、という信念を基に模範解答の写経をやってます。

甲はとりうる手続について説明せよ。

って聞かれたところで、「ん~~。まあ『新規性喪失の例外』よな!以上!!!!」って感じになるので、多分8文字では流石に0点。で、模範解答を見たら何やら新規性を求める趣旨だのなんだの書いてるし、「本問において~」みたいな『あてはめ』も書かれている。

はっきり言って、何を書けばいいかわからんし、言葉の定義(例えば『公然』の定義とか)もしっかり覚えてるわけじゃない。多分、論文試験って大きく分けて、『定義・趣旨』と『構成』からなる試験だと思うんですよね。

で、『定義・趣旨』の方は根性論でまあ覚えれば良いのかなって感じなんですが、『構成』って何をどう書けば良いかわからんのですよね。だから、模範解答のトレース。模範解答では何を書いてるのかを見ながらひたすら写経。

写経と言っても、丸写しではなくて、「あ~なるほど、そういうことを書くのか。」というのを理解した上で、そのままの言葉で丸写しするのではなく端折りながら写していく。で、構成と答案の中間くらいのものをノートに書き溜めて、それを暇なときに読んでるうちに型を理解していくのではないか?という算段。

正直この勉強法が合ってるのかわからんし、何をどうすればええんかわからんけど、まあ当分はこれでいきます。つまずいたら考え直してまた修正。トライアルアンドエラー。飲んで寝ます。

右も左もわからない私の写経方法

多分、ここに論文の勉強をしたことがない私の生まれて初めて小鹿が立ったときのような勉強法を書いておいたら後で見返して「青いな…。」「エモすけ。」ってなると思うので、最近やってる写経方法を書いていくぜ。

一問処理するのに1時間近くかかるんやが、まあ初期段階はしゃーないわな。高3の夏に予備校の自習室で半泣きになりながら物理の重要問題集を朝9時~昼12時までたったの2問解いてたんですが、ほんまそんな感じ。当時は「り…力積?」「向心運動方程式…?」「運動量…保存される…の?」みたいな感じでした。あの頃と全く同じですわ。膨大な時間かかったけど何周もやってるうちに知らん間にスラスラ解けるようになってたから今回も…。

ノートに写経

手順1.問題を読んで結論を考える。

まずは問題を読む。この問題の骨子は何か。何を問いたい問題なのかを考える。「新規性は喪失しているのか否かを問うてるんだな。」とか、「優先権の効果の意味わかってる?」とか問題を読んでると何となくわかる(まあまだ簡単な問題にしか当たってないからだと思うけど)。

なので、まずは結論がどうなるかを考えてみる。「ん~乙は新規性喪失の例外を受けたらええんじゃないの?」みたいな。で、その思考に至った流れを言語化してみる。言語化というと大げさだけど、普通にその思考に至る流れがあると思う。公知なのかとか特許を受ける権利の帰属関係とかそういうの。

手順2.解答を読んで全体像を見る。

そもそも論で何をどんな風に書いていいのかがわからんから解答をまず読んでみる。色んな問題の色んな解答を読んでいくと何となく書いていくべきことが分かってくる。例えば、

  • 言葉の定義
  • その定義にあてはまるかを事例に基づいて書く
  • 結論

みたいな流れとか。何問か解いていると「ああこういう風に書くんやな。」と気づく。気づくと初見の問題でもモノマネをして書いてみると大体同じようなものが書けたりする。まずはトレース。千里馬のモノマネから始めよう。ディープインパクトじゃないのはわかってる。それでも少なくともディープインパクトのモノマネはできるはず。

手順3.解答を写経

丸写しするわけではない。考えて写経する。「ここは今の自分には書けないな。」「ここなら今の自分でも書けそう。」みたいなことを判別して、レベルの低い解答をまずは作るように写経する。写経するコツとしては、まず2~3行程度解答を読んで、理解をした上で解答を見ずにノートに写経する。

言い回しとかもここで学んでいこうという意気込みもあり。「ロに係るB」とか「拒絶理由を有する」とかそういうの。何て言えばいいのかわからんので。

手順4.写経したものを壁に向かって叫ぶ

街を練り歩くとき、電車に乗ってるとき、上司に怒られているとき、いつでも論理構築はできるはずなので写経したものを叫んでいます。心の中で。論文の勉強をしていて何となく思うのが、

  • 短答=算数、英単語とか英語の短文
  • 論文=数学の証明、英作文

みたいなイメージだなと思います。合ってるかしらんけど、極論、結論さえ合えばいいというのが短答。論文は論理の構築が必要。ここが最大の違い。そして、”英作文”っていうイメージなんだけど、英作文とか英会話ってガチで単語レベルで組み立ててるんじゃなくて、そもそものトレースされた例文みたいなのを2000個くらい覚えた上で英語喋ったり、英作文したりしてるんですよね。そのノリというかそんな感じがします。合ってるか知らんけど。

まっ、論文の良い勉強法が思いつくまではとりあえずは写経と、定義の暗唱を頑張ります。人工乳首の件皆さん、ありがとうございます。また時間のある時に返信したいと思います。本当に皆さんのリプライでかなり助けられています。重ね重ね本当にありがとうございます。

この記事を書いた人

人生に惑うアラサー。このままでええんか?と一念発起。本屋で知財検定と出会い2級に合格。2021.3.15から弁理士試験の勉強スタート。R4は25点、R5は38点。R6必須論文合格、選択科目落ち。R7最終合格!化学科卒業後に予備校に就職。化学を担当。twitterID : @nishijima1029

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