ひとり旅は何もしないっていうことをしているような感じがする。
ひとり旅が心の洗濯
どうもニシジマです。今日は、ひとり旅って良いよね。という話をしたい。心が疲れてきて、ああどうしようもなくどこかに逃げ隠れたい。誰も知らない場所で独りになりたい。と思うと、突発的にひとり旅をすることがある。
通算、5〜6回(?)行った海外旅行も、よく行く国内旅行も全部ひとり旅だ。ひとり旅をすると、本当に心が落ち着く。今後も死ぬまでひとり旅はたまにはしていきたい。
ところで、ひとり旅をあまりしない人にとっては、「そんなのが面白いのか?」と思うかもしれないが、意外と(心のやさぐれた)現代人にはひとり旅って最適なんじゃないかな?と思う。そろそろ、独りでどこか雲隠れをしたくなってきたので、そのフラストレーションを擬似的に解消するために今日はひとり旅の過ごし方とかひとり旅でよく感じることについて書いていきたい。
ひとり旅の過ごし方
ひとり旅は大体突発的にやってくる。「あっ連休あるし、どこか温泉に行こう。」とか「連休取れたからヨーロッパに行こう。」とか。海外旅行でも大体3週間前くらいからしか予定は立てないし、国内旅行に至っては前々日くらいまで、「とは言っても面倒くさいな。もうええか。」なんてくよくよしていたりする。
そんな感じでギリギリまでだらだらするんだけど、そろそろどこかに行って日常から抜け出さないと人生が嫌になりそうな予感がするので、新幹線の予約をする。本当は飛行機の方が安かったりするんだけど、空港って目的の観光地付近から結構離れてるんだよね。
LCCで安い時は飛行機、安くない時は大体新幹線を使う。
で、新幹線の切符を購入すると、8割以上準備は終了で、あとは楽天トラベルとかを適当に使って宿を取る。宿の取り方は大体、観光したいなと思う比較的便利で駅から近いホテルを取る。ホテルの料金は大体一泊5000円前後払ってる気がする。
まあ本当に何というわけではない普通のビジネスホテルで、場所にもよるけど、なんだかんだ清潔感があるところもあるし、備え付けの家具が古くてあんまりホテルっぽくないところもあったりする。
新幹線で最寄りの駅に着くまでの間は大体本を読んで、お腹が空いたら途中で駅構内のうどん屋さんでうどんを食べてビールを飲む。あとは寝てるか2chのまとめサイトを見るかそんな感じ。本当にいつもやってることと変わらないんだけど、心が癒される。
九州とか東北とかとにかく遠くの街を電車の中から眺めて、中学校や高校が見えたり、住宅街が見えたりするのが面白い。ああ、こんな遠くで、今まで人生で一度も訪れることがなかった場所で、当たり前のように生活を営んで、「ここは私の家だ」と疑うこともなく、みんなその家が自分の家だと思っているということに不思議さと心地よさを感じる。
ああ今いる自分の環境ってもう変えられない何かに縛られているんじゃないか?と錯覚しそうになるんだけど、私にとって当たり前じゃないことが他の人にとっては疑う余地もなく当たり前なんだということを感じると、「ああ別にこの環境に縛られる必要ってないし、色んな生き方があるんだな。」とつくづく思わされる。
だから、知らない街の景色で当たり前のように生活をしている人を見ると「好きに生きて良いよ。」と言われている気がしてすごく気持ちが楽になる。
ホテルに到着してすること
そんなこんなで新幹線(か飛行機)に乗って、目的地に到着すると、まずはホテルに直行することになる。これは海外旅行も国内旅行も同じで、ここの過程をできるだけ楽にしたいし、重い荷物を早く預けたくてできるだけ駅に近いホテルを取る。
Google マップとホテルの地図のスクショを照らし合わせて駅から5分のボロいホテルに到着する。チェックインを済ませて鍵をもらって、自分の部屋に入る。
部屋に入ったらリュックサックを置いて、とりあえずベッドにダイブをして、清潔に洗ってピシッとアイロンがかけられた布団に顔を埋める。顔を埋めながらズボンを脱ぐ。大体、パンツ一枚になるか、Tシャツとパンツを着ている状態まで脱ぐ。
脱いだら、部屋に歓迎用のお菓子(最中とかクッキーとかよくホテルのお土産コーナーに置いてあるお菓子を宣伝で置いてあるやつ)があるかを探す。
まあ安宿に泊まってるので、大体ないんだけど、あれがあるとないとでは大違いだからできたらあれを置いて欲しいと心から願う。その後にすることも大体決まっていて、ペイチャンネルがあるかどうかを一応確認する。
ペイチャンネルというのは、まあアダルトチャンネルのことで、1000円とかで有料なんだけど、見れたりする。はっきり言って今時こんなものに需要はあるのか?と思ったりするんだけど、結局、パソコンとか携帯でエロ動画を見るのとは違う、何というか”風情”みたいなものがあるのかもしれない。映画館で映画を見るのが好きな人に対して、「DVDで見ればいいじゃないか。」と言うくらい無粋なことなんだと思う。
まあ、わざわざお金まで払って、ネットのエロ動画よりも画質は悪くて、見たいのか見たくないのかよくわからないAVが流れ続けるようなペイチャンネルにどこに需要があるんだろうという気もする。私は断じて見たことなどない。何で画質が悪いことを知ってるかって?知ってるから知ってるんだよ。
大体ベッドにダイブしてだらだらした後は2chのまとめサイトを見て、近くの観光地を携帯で調べて走行しているうちに勝手に寝ている。
目を覚ましたら、地元の居酒屋に行く
移動で散々疲れているので、ホテルについてベッドにダイブすると知らん間に寝ていることが多い。とにかくすぐに寝ている。で、2時間か3時間くらい経ってようやく目が覚める。窓から真っ暗の外を眺めながら、「ああ遠くまできたな。」としみじみ思いながら、Google マップで位置情報を確認する。
確かにすごく遠いところに来ている。そろそろお腹空いてきたし、ビール飲みたいし、どこか美味しそうな店に入ろうと身支度をする。携帯・財布・イヤフォン・部屋の鍵を持ったら大体OK。あとはどうにでもなる。
ホテルから出て、周辺を散歩がてらうろちょろする。うろちょろしてるとめぼしい店が見つかる。本当にその時の気分で海鮮になったり、焼肉になったり、普通の居酒屋になったりする。正直誰も自分のことを知らない街なので、「この店に独りで入ったら変だろうか?」とかそういうことも旅先ではほとんど感じない。
適当な店に入って適当に注文して適当にビールを飲む。良い感じに酔っ払って、おあいそして、帰りにコンビニに寄る。コンビニでは大体いつも、貝ひもとかスルメとかとハイボール缶を買ってホテルに戻る。部屋に戻って、地元のローカルテレビを見ながら飲んで寝る。
毎回同じことしかしてないのだけれど
毎回同じことしかしてないし、何なら住んでるマンションで普段やってることとあんまり変わらんのだけど、場所を変えるだけで心が落ち着く。後は、「ご当地の名産品…は高いな。ここは観光客価格だからやめておこう。」とかケチをつけながら観光して、温泉に入って、写真を撮って帰る。本当に他人から見たら「何をしてるん?」って感じの旅行かもしれないけど、それが良い。友人と行く旅行も楽しかったけれど、歳を取るにつれてどんどん行けなくなった。行く友人がいなくなったのもあるし、行く気概もどんどんなくなってきた。その代わり、大学時代から始めたひとり旅の味わいがどんどん深くなってきている。
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