東京に行ってきた。カプセルホテルはおじさんのディズニーランドなんだよ。【お待ちかねニシジマの旅日記。】

雑記

どうもニシジマです。東京に行ってきました。

色々あって、東京に行ってきました。東京という街はなんていうか、発展してるのか何なのかとにかく人が多くてごちゃごちゃしてて色んな密度がめちゃくちゃ高い。どの街もどの駅もでかいし、路線も迷路みたいに入り組んでる。

大体そもそもでホテルの値段が異常に高い。家賃が高すぎてまともなところに住めないのもうなずけるくらいに他の県と比べても突出して一泊の料金が高い。だから、自ずとボロボロのホテルかカプセルホテルに泊まることになる。そして、今回はカプセルホテルとボロボロのホテルの両方に泊まってみた。今回は、カプセルホテルの様子を書き綴ることにする。定期的に心を癒すためにカプセルホテルに無駄に泊まりたい。

宿泊したカプセルホテル

カプセルホテルは包まれてる感じがする

必要十分な心地よい狭さでしょ?

カプセルホテルの方がかなり充実していて快適。こういうところに来て狭い空間に居ると、いろんなことに思いをはせる。自分の子供時代のこととか、嗚呼あいつは今頃どんな風になってるんやろかとか。カプセルホテルは走馬灯発生器とか、赤ちゃんでいうところの母親のおなかの中とかそういう感覚なのかもしれない。

(人間死ぬときに最期は、何というかカプセルホテルみたいな、こう包まれてるような感覚になって人間は死ぬのかもしれないなあ。てか、みんなどこから来てるんかな。)

なんて思いながら、ぼーっと過ごす。

カプセルホテルって必要十分なものが全て小さい空間で手の届くところに全部入ってるんですよ。それが良い。無駄がないし、不便でもない。めちゃくちゃ快適かと言われたらもう少し広い方が嬉しいけど、でも全然狭い感じはしない。本当は狭いんだけど、寝返りを打てるくらいの狭さで少しは手を広げられるし座ることもできる。微妙に不便かどうかぐらいのギリギリを攻めた狭さでよく考えられてるなと思う。

この棺桶みたいな狭さなのにちゃんとハンガーも鏡もついてる。USBで携帯を充電できるし、時計とアラームもついてる。テレビもついてて周りに迷惑が掛からないようにヘッドフォンもついていて至れり尽くせり。カプセルホテルは”実生活版のスマホ”って感じかもしれない。ギュッと一つにまとめられている。

もちろん専門的な電卓とか音楽プレーヤーとかホームシアターとかカメラとかの方が良いかもしれないけど、iphoneでも十分に全部できるよね、って感じ。昔から「〇〇包丁とかこれは何々を切るための包丁です。」みたいなのより万能包丁が好きだったし、何か色々な調味料あるけど、結局麺つゆで事足りるよねという性格の私にぴったりなのかもしれない。

カプセルホテルは「狭い」というマイナスイメージよりも、自分の身体よりちょっとだけ大きい空間に包まれてる感じで落ち着くというか、生きた棺桶というか、まあそんな気持ちになる。ただ、寝てるのはみんな揃っておっさんだし、カプセルホテルの1つ1つのカプセルから汚い両足がちょっと出ていて微妙に臭い。

微妙に臭いから、梯子を上って自分のカプセルに入るときに息を止めるんだけど、宿泊してすぐは梯子に慣れてなくて途中で「ぶはっ!」と深呼吸して吐きそうになる。

死ぬときはもうちょっと綺麗な人たちに囲まれて良い匂いのする”カプセルホテル”に泊まりたい。そういえば、霊安室にも見えてくる気もする。みんな死んでるみたいだし。

こういうところで見るテレビはなぜか面白い

ちょうどよい大きさのテレビが取り付けられていてヘッドフォンで音声が聴ける仕組み

狭い空間が落ち着くというか何でも最低限揃ってる心地よさというか必要十分というか。そんなところに取り付けられているテレビ。普段だったら絶対に見ないテレビもなぜか長くずっと見てられる。かなり長い時間バラエティを見てた。

タモリと劇団ひとりがやってる番組で、「ぬ」というひらがなは異世界から迷い込むようなそういう不気味な音で昔から良くないもの(例えば妖怪の名前など)に使われるみたいな話をしてるのを永遠とぼーっと見てた。普段なら一瞬で消すような番組なのに、こういう狭い空間でテレビを見るくらいしかすることがなくなるような空間だと見てしまう。しかもなぜか面白い。結局、この日は真夜中2時、3時近くまでテレビを見てた。あと、登山家のドキュメンタリーみたいなのも見てたな。どこの山か忘れたけど、とにかく険しい海外の山でエスキモーの人たち(?)に食料を分けてもらって生肉にクジラの油を塗って食べてる映像が印象的だった。

普段は効率に急かされて不要な番組は徹底的に排除するみたいなところがあるけど、こういうところで無駄に普段見ないような番組をだらだら見続けてると、「ああ居心地ええなあ。」ってなる。結局ぬるま湯が好きなんだと思う。

お酒・温泉・ご飯・味噌汁などアメニティが豊富で住める気がする

とにかく今のカプセルホテルはかなり充実している。しかも安い。1泊なんと5000円で、お酒飲み放題、温泉入れる、ご飯とみそ汁食べ放題。漫画も読める。本当に安い。しかも東京都心の駅近。流石に東京駅周辺にこの値段のカプセルホテルはなかったので、今回は新橋まで下ってみた。

このお酒全部、宿泊中は飲み放題

至れり尽くせりのカプセルホテル。お酒は飲み放題だし、ご飯も食べ放題だし。サウナ付きの温泉もついててはっきり言って住める。いわばネカフェの豪華版、おじさんにとってのディズニーランドなんだよな。ネギ入れ放題の味噌汁も身体に染みる。泣きながら飲んでるおじさんもいた。

味噌汁も飲み放題。ちなみにお茶漬けも食べ放題だし、生卵も食べられる。

私も静かに独りで晩酌してみた。うまい。何にせよ、フリードリンクの酒はうまい。そろそろ語彙力がなくなってきたので寝るとする。おやすみ。

桜島という芋焼酎の水割り
この記事を書いた人

人生に惑うアラサー。このままでええんか?と一念発起。本屋で知財検定と出会い2級に合格。2021.3.15から弁理士試験の勉強スタート。R4は25点、R5は38点。R6必須論文合格、選択科目落ち。R7最終合格!化学科卒業後に予備校に就職。化学を担当。twitterID : @nishijima1029

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