必須論文落ちたと思ったら受かってました。選択論文受かったと思ったら落ちてました。【弁理士試験】

弁理士試験

ポストを見たら、不在票が届いてまして…。

簡易書留でくる場合と普通郵便でくる場合で結果が違うようです。

どうも、ニシジマです。論文の結果を知るまでのダイジェストをお送りします。

「ん?不在票?あぁ特許庁からか~。まあ、合格発表の番号になかったから、どうせ不合格通知でしょ。」

くらいに呑気に構えていました。焚火台買ったぜ~とかツイートしていたら、

「いや、それ必須論文か選択論文が受かってるってことやで!」

というリプライが来て。

え?そうなん?(というか何かテキトーなジョークかと思って最初流していました。)

そしたら、本当らしく、どっちかが受かってるということが判明しました。そして、本日、夜20時頃に、

ピーンポーン

とインターホンが鳴って、

「へぇへぇ~(どうせ選択が65点とかで受かってて必須が何点か知らんけど落ちてるんやろ。)。」

と思って、封筒を受け取り、チョキチョキ。

中身を見て、

ニシジマの結果

「あ~必須55.5か~。ん~。ん~…?ん?」

え…受かってるやん。しかも、選択科目59点で落ちてるやん。あれ…?

うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!

とりあえず必須の合格の喜びを一旦噛みしめた後、は?選択59点って何やねん?という謎の感情。左手は熱いお湯に漬けて、右手は冷たい氷水に漬けてるような感覚に陥ったニシジマでした。

去年(R5)の短答試験が38点で1点足りなくて、うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!

って叫んでたんですが、今年も選択科目で1点足りずに、うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!

って感じです。

ていうか、選択科目の問題見てたら分かるけど、何をもって59点で、何をもって60点やねんって感じはするんやけど…(まあ文句を言っても仕方がないです)。

やっとここまで来ました。

やっとここまで来ました。選択科目の化学の言い回しをもうちょっと違う言い方をしていたらもしかしたら60点で、今年、口述試験に臨めていたかもしれません。もし臨めていたらこれで1年巻けたわけで、合格祝賀会でビールをいっぱい飲みながら、彼女の一人や二人や三人作っていたかもしれません。だがしかし、まあ試験というのはシビアなもんで、勝負事は負けたら終わりなのです。勝てば官軍なのです。

いやでもまあ、正直さ。弁理士試験の受験者って多くは東大卒とか京大卒で、院卒の人たちやん?そんなごく少数の超絶ハイスペックの人間がバチバチで戦って、一次試験(短答試験)が上位10%のみ合格。この上位10%で、二次試験(論文試験)を受けて、上位25%~30%が三次試験(口述試験)を受けて、最終合格するわけやん。

そんなところにニシジマが3年の勉強で食い込めてる時点でとりあえずオッケーでしょ。はい。この試験思ってるよりヤバいよ。さすが理系最難関資格って言われるだけあるよね~って感じ。

これから1年間どのように勉強を進めるか。

ニシジマの戦績について。

さて、これで、今のニシジマの戦績は、

  • R6短答合格(40点)
  • R6必須論文合格(55.5点)
  • R6選択科目(有機化学)不合格(59点)

です。こっからマジでどうするか。

応用情報について。

応用情報受けますよ。ただ、最短で応用情報を受けたとしても、来年の弁理士試験には間に合いません。ので、これはラストイヤーに選択科目落ちをして口述試験に進めなくなるという最悪の事態を回避するための策略として、応用情報受けますよ。

これ、結構難しいんでしょ。IT系の勉強とかマジでしたことないし、結構本腰入れないといけないわよね。まあリテラシー向上のためにもIT系資格の一つくらい取っておいてやるかという感じで、受けますよ。無駄を省きたいニシジマとしてはマジで意味わからん方向性ですが…。

選択科目について。

いや、選択科目。有機化学は結構きつい!!!まあまあ勉強したけど、範囲が膨大過ぎるし、何から出るかわからんこの試験を来年も受けるとなるとマジで博打過ぎるんだわ。

大体、今回の有機化学の試験も出来はめちゃくちゃ悪いって感じでもないと思うんだよね。良かったら、有機化学の試験の私の解答をご覧ください。色々所感を書いてます。↓

弁理士試験論文式筆記試験【選択】を受験した所感

だけど、59点だった。てか、化学の論文試験で、1点刻むの何なん?マジで。ほんまに59点なんか?あの答案は60点じゃなくて、59点であるのか?

まあ、点数は点数だから言っても仕方がないけど、来年も有機化学を受けるのはちょい怖い。受かる保証もないし、勉強したから点数が上がるのかわからんし。てことで、ちょっと考えます。

情報理論か無機化学かどっちかかなあ…。いや、わからんけど。また、良いやり方あったら教えて下さい。民法が本当に確実なのなら、それでも良いけど、民法むずいんやろ。

40日の勉強で必須論文がなぜ受かったのか。

「規範」→「あてはめ」 だけ。

40日の勉強で受かった身からするとね。何で受かったかっていうと、ひとえに「ニシジマブログ」のおかげだと思うんよね。ブログを書きまくってるから、文章をスラスラ思いついてそれで受かった。

まあ、それは嘘なんやけど、多分さ。論文試験って、どうやって書けば良いの?とか色々あるかもやけど、それはちゃうんやと思うんよね。あんま書き方とか見てない。下手くそで良い。まあ大前提で運が良かったっていうのがあると思うんですが。

書き方なんて「規範」→「あてはめ」で書くってことを守るのと、あとは趣旨・判例をしっかり覚えておくこと。それに尽きると思うのよ。

受かってから急に偉そうに言って申し訳ないけど、全然頭の良くない私でも、一切論文の勉強をしてない状態から40日で受かれたのは、多分短答知識なんよな。鬼のように短答知識を極めるみたいなのが多分重要(短答受かるまでに5万問解いた)。

本番の短答が40点なんやけど、下三法で落としてるんよな。あと、模試だと大体いつも45点前後って感じだったから、そのくらいの安定度で短答知識を身に着けておけば、論文で問われてる話で筋違いの話を書くことはないと思うのや。

だから、わしは実は今回、必須論文が落ちてたら上四法の短答を短答組バリにやろうと思ってた。それと並行して、論文の書き方を解答と照らし合わせて、コピペできるようにしようと考えてた。

さっき「規範」→「あてはめ」って書いたけど、「規範」の部分については理想的には、条文をそのままコピペして端折らずに書きなぐるイメージ。実際、本番はそうした。

「規範」を全部書くのは厳しすぎる時間制限の中で不可能と言われてるけど、頭がおかしくなるくらいの速度で書き写せば何とか写せる。字は極限まで汚くなるけど、とてつもない速度で速記してる感じ。

小さい頃からずっと書道をやってて、めっちゃ速い速度で書いても読める字で書けるというのは武器になっていたのかもしれないと思う(書くスピードが遅い人は損するのはよくわかる。)。

まあ、具体的な私の勉強法は論文試験を受けた直後にブログに書いたので、そちらを載せておきます。

弁理士論文試験(R6)、論文試験の勉強ほぼなしから短答合格後40日間でやったこと。

LECの論文直前道場を受けて。

正直40日間だから、教わってる場合じゃなくて、過去問の解答をめちゃくちゃ見て、何を書けば点数になるのかというのを自己流で分析して、放置していた論文答練を提出しまくろうかと考えていた。

けど、E先生の論文直前道場を受けた方が良いよ!これで受かったよ!というのを聴いて、「ほな、わしもそれに乗っかかってみるか!」と思って、論文講座を申し込んだ。

正直、一人で40日間自己流でやっても多分これは受からんな。というのは薄々感じていたし、そもそも何を書けば良いのかもわからんという状況だったので、直前道場でボコボコの点数になって毎週返されて終わるんやろうけど、これ受けたらワンチャンあるかもしれんしなあ~くらいの気持ちで申し込んだ。

ゼロチャンで受けるのとワンチャンで受けるのでは、勉強のモチベもやっぱ違うなと思ったし。あと、単純に偶然土曜日毎週休みやったんよね~。だから、一応講座は全部受けれるんだな。と思って申し込んだ。案の定、休日夜遅くまで梅田のLECで論文を書いてめちゃくちゃ疲れてたし、最初意味わからんし、点数悪すぎて、ほぼ最下位ばっかりだったので、(ああ…これマジで、中学受験のときにいつもクラスで最下位の成績を貼り出されてて絶望してたときと全く同じ気持ちや…。先生に当てられませんように…。)と嘆くばかりでした。

が、まあ、めげずに先生がおっしゃってる書き方を下手なりに守って、論文答練を書いたり、道場の論文を書いていました。すると、最初は30点台だったのが、どんどん成績が上がって、最終的には道場の受講者の平均ちょい下くらいまで食い込めるようになりました。論文答練もたまに60点台を出せるようになってきて、(あれ?これめっちゃ伸びてないか?)って感じでした。

なので、短答合格直後は本当に全く書けないし、何を書いたらわからず、30点台の答案を続出させていた私ですが、40日間の特訓のおかげで日に日に点数は伸びていきました。超短期スパンでの勉強だったので、スーパー詰込みって感じで、風呂の中で趣旨と判例を暗唱しまくって毎日のぼせていました。

でも、40日間で30→60の伸びなので、本当に論文答練を出すたびにどんどん成績が上がる感じでした。書き方をどんどん吸収して、とにかく「規範」→「あてはめ」を忠実に守るということ、それから、「規範」は理想的には短縮型のものと正確なものを時間配分に応じて書けるように用意すべきだということを先生もおっしゃっていましたが、(そんなもんこの40日で短縮型作ってたら間に合わんわ。)ということで、とにかく「規範」についてはほぼ全写しをとてつもない速度で書くことに徹してました。

幸せって。

まあ、そんな感じで、今後もマイペースに頑張っていこうと思います。何か最近すごくのんびりしちゃうんですよね。タイに行ったのと、風邪を引いたのが相まってか、何ていうか、ケセラセラというかね。

やっぱり子供の頃、学生の頃って、他人との間で生きるじゃないですか。どうしても他人と比較しちゃう。友達が持ってるから僕も欲しいとか、友達が習ってるから僕も習いたいみたいな。でも、年齢を重ねるにつれて、実は生き方って分岐していって、親になる人もいれば、結婚だけする人もいて、結婚をしない人もいて、仕事もそこそこの人もいれば、仕事バリバリの人もいる。

子どもの頃はどうしても他人との比較の中で、他人の目を意識しまくって生きるから、きっと今の子たち何かは特にTikTokとかyoutubeできらびやかな世界を見て自分と比較して、「ああ何て自分は…!!!」って落ち込むのかもしれないけど、いい加減大人になったらそういう他人と自分との比較をやめて自分が思う方向とか、自分が思うスピードで生きていけば良いんじゃないかな?と思ったりするのですね。

子どもの頃のそういう他人との比較とか、他人からどう見られてるかを気にしたりすることは決して悪いことじゃないとは思うんですよ。そういう意識が他人より抜きんでてやろうという競争心だったり、頑張ろうっていう気持ちに火がついて向上していくから。

だけど、そういう気持ちを持ち続けて、他人より幾らか秀でてやろう。平均年収より高くしよう。結婚してる側にいこうとか、子供を持つ側になろうとか、いつまでも『他人という存在がありきの「側」的な生き方』をしてるときっとしんどくなる日が来ると思うんですよね。というか、しんどいでしょ。

だから、いい大人になったらそろそろ他人との比較で幸せを感じるよりも、自分はどうしたいのか、自分はどういう風に生きたいのかということをちゃんと見つめ直して、それがもし、仕事は緩く、田舎暮らしをしたいな~とかならそれはそれですごく良い夢だし、自分の幸せをちゃんと自分で理解できていて良いことなんだと思うんですよね。

だから、いつまでも社会や世間が一般に幸せであるという道こそ幸せだという、大学といえば東大に行くことこそ価値だみたいな杓子定規な価値観(無思考的価値観)を持たずに、そういうものを捨てられるようになれると幸せになるのかもしれんのうと思ったりする今日この頃です。

人生って積極性とか明るさとかそういうのじゃなくて、主体性なんよな。主体的であれば消極的でもいいし暗くてもいいというか。逆に主体性のない明るさとかの方がやばくて、あんまり幸せじゃないような気がする。結局のところ、お前がどうしたいん?っていう。周りがそうしてるからじゃなくて。

この記事を書いた人

人生に惑うアラサー。このままでええんか?と一念発起。本屋で知財検定と出会い2級に合格。2021.3.15から弁理士試験の勉強スタート。R4は25点、R5は38点。R6必須論文合格、選択科目落ち。R7最終合格!化学科卒業後に予備校に就職。化学を担当。twitterID : @nishijima1029

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