覚えて忘れて。
おう、豆腐メンタル、どうもよろしく、ニシジマです。絹です絹。木綿じゃありません。うわああああああ~~~~(以下略)。
いや、忘れるやろ。判定(71)は書面審理でしょうか?口頭審理もあり?いやこんなんさー覚えてないよな。審判長が認める時は非公開にするっていうのがあるからそこから引っ張ってこれば、口頭審理ありなんよね。
むずい。とにかくむずい。てかややこしい。てか細かい。木を見て森を見ずっていうけど、木からばっかり出題するやん。弁理士試験。こんな細かいこと誰が覚えてるねんっていう。いや、だから、普通に覚えるべきことを着実に覚えているかどうかを問うてる試験で、60点取ろうとしたらガチガチに完璧にすべきなんやけど、目指すは45点くらいやから、そうなってくると問題自体の取捨選択もあるやろうし、あまりに枝葉末節にこだわりすぎるのも良くない。
あと、日本語的に誤読してしまって間違えるケースもあるし、単純に悪問の枝が混じってたりする。そういう悪問の枝が混じってる問題が「いくつあるか選べ」問題だったりするから本気で性格が悪い。
ということで、何が言いたいのかというと、弁理士試験の短答試験は、間違えてはいけない問題を着実に拾いに行く試験なのである。死ぬほど細かい内容を知ってますか?というより、そういうのは捨てて良いから、ややこしくても覚えたら取れる部分に関しては擦り付けて頭に焼き付ける必要があるみたい。どの法域も似通ってて嫌になってくるけど。結論を言うと、ややこしいけど意味は分かるとか覚えにく過ぎて吐きそうみたいなところは力を入れるべきだけど、こんなマニアックな判例は知らないみたいなのは切り捨ててオッケーみたいな感じ。
例えば商標法の満了権は移転できないよね。じゃあ中用権は?後用権は?みたいなのとか、先使用権・中用権・満了権・後用権のうちで、「不正競争の目的なく」が要件になってない奴ってどれやっけ?とかまあそういうこと。これって覚えていれば点数が取れるやん。どれも似通ってて非常にややこしいけど。こう言ってはなんやけど、短答試験っていうのは暗記ゲーの試験だと思うよ。はっきり言って。
論文はそうじゃないかもしれんけど。理屈なんていちいち考えてても仕方ないし、異議申立の再審で訂正請求は準用されてるか?とか、こんなんもとどのつまり暗記してるかどうかで、理由らしい理由なんてないやん。確か、答弁書・参加は(査定系だから)無論準用されてなくて、訂正請求と職権審理は準用されてるんよ。で、この理由としては、異議申立っていうのは、公益的見地やから、面倒っぽいことも準用しときまっせ。みたいなことらしい。青本に書いてあったんかな?それ。
とにかく、こんなん後付けみたいな理由付けで、結局のところそんなん覚えるしかないやんってことになるから、覚えるしかない。覚えるしかないわけでございます。そして忘れて。
膨大だから回せない。
条文の量が多すぎるのと細かすぎるのとでガンガン回せるほどの余裕がない。結局一周している間に放置している法域の記憶が薄れる。マドプロ特例とかジュネ特例とかいける!?無理じゃない?
流石に10年選手でやってる高校化学の話やと、放置してても読み返すと、ああそうそうって記憶の蘇りが早いんやけど、言うて知財の勉強ってまだ2年半しかしてないから、忘れたら振り出しに戻る。なんよね。なんやっけ?セントラルアタックってって。
でも、読み返して記憶が蘇る速度っていうのはやっぱり年々早くなってきていて、語呂合わせとかもしみてきた感じはある。でも忘れる。忘れるやろ。そんなん。こんな細かいこと。
実案で、逆アースベルトみたいなやつあるやん。要するに、減縮補正して補正前・補正後でどっちでも技術的範囲に属する場合には再度の警告不要と特許では言ってたけど、実案は無審査主義だから技評請求して再度の警告せなあかんで~ってやつ。多分実29とか29-2とかその辺の話やと思う。でもって、それに対する逆損賠が起きうるやろ。逆損賠を免れる方法として、「評価書・鑑定・自己調査」ってのがある。このフローチャートとか見ても、「あ~~~~やりましたね。何でしたっけ?」みたいになるわけで。
見直すと、「あ~コロナ禍でこんなことやってたよな笑」みたいになりまして。見て読んでみると意味はわかるので、蘇りは早くなる分、初年度とかに比べると全然楽ではあるんですが…。
こすって忘れてこすって忘れての繰り返し。人生、エビングハウスの忘却曲線。
1月はメンタルがやられる。
1月って去年のブログを見てても思うけど、そうそう、去年の今頃、弁理士試験撤退しようと思ったんよね。色んな人に励まされて、やっぱりやるかって思って。今年は別にやめようとか思ってないし、昼休憩も風呂も電車の中もスキマ時間の活用はできていて、牛丼食いながら講義音声を聴いて独りで文句言ってるんやけど、メンタルはぶっ壊れそうな感じよな。メンタルっていうか、基本独り過ぎるし、んー飲みに行ったりもするけど、近くにいる”味方”みたいな人はいませんしね。そんなん探してる状況でもなくなったし、今年短答無理やったらもう…もうほんまに!って感じなんですけど、それに伴った実力もまだまだついてないですし。
あと、著作権・不競法。まだ全然手つけてないけどそろそろやばいと思われる。これもやばいよね。マジで。あと120日やもんな。言うてる間に100日切って、目が血走ってきて試験迎えることになりそう。
弁理士試験ってセンター試験で言うと日本史とか世界史よな。もう正直なところ暗記ゲーでしかなくて、頭良い人は除いて、時間かけた者勝ちみたいなところある。そういう条文があるみたいなのってもう理屈じゃないところにあるしな。理屈やとしても、受験生レベルで想像仕切れないところもあるからごり押し暗記みたいなところに行きつくしかない。本当に基本的なことでも忘れてたりするから、もうほんまに穴埋め作業。知識の穴埋め。問題解いて穴に気づいて、それを埋めて。
一発合格は鬼畜。
この試験元々一発合格というか、コロナ終わるまでに受かろうと思ってたんですよ。元々はコロナ禍になって、旅行もいけへんし、せっかくやし勉強しよ!みたいな。勉強するまでは1年で合格しよっと!くらいな勢いで言ってたんですが、そんな甘い試験ではなく。
天保山くらいのノリで登ってみたらチョモランマの2合目で酸欠になってる感じです。いやーでもさー。司法試験とかもそうやし、大学受験もそうやし、やっぱ運動と一緒で才能ってあるよな。10年かけても東大はちょっと厳しそうやなとかって思うけど、ちゃんとストレートで受かる人も世の中にはたくさんいるわけでして。まあそんな人たちと比べても仕方ないんやけど、まあ自分なりにできる範囲で頑張って弁理士試験は受かってみたいな。薪の上に臥して、苦い胆を嘗める時期なんですよ。
コメント