弁理士試験を撤退したい。モチベーションを見失ってしまってる。

弁理士試験

何で弁理士になりたかったっけ?

弁理士試験、撤退したい。正直言うと、疲れた。2000時間は少なくとも勉強したと思う。問題もなかなかな量を1年半にしては解いたと思うし、最近正答率も少しずつ上がってきた。でも同時に、何でこんな苦行をしているのかよくわからなくなってきた。だから止めたい。

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止めても誰も困らないし、自分すら困らない。なんだかんだ毎日生きられるように仕事はあるし、貯金もしている。だから、いきなり路頭に迷うこともない。後ろ盾がある分あきらめやすいのかもしれないけど、そろそろ疲れてきた。ガチで。本気でもう無理だな~って感じ。もう無理すぎる。

何が無理かって、もうそもそも法律に興味を持てない。趣旨を理解してなるほどって腑に落ちる瞬間とか、腑に落とそうと努力して理解を踏んで覚えているところはまだいいけど、無味乾燥な丸暗記に今後耐えられる自信がない。疲れた。非常に疲れた。

仕事をしながら勉強するというのは思っているよりもきついし、大学受験と違うところは最悪受からなくても死なないところだったりする。大学受験は落ちるとかなりまずい方向に行きがちだという強迫観念があったから踏ん張りがまだ効いた。でもそれもない。そして、独りで勉強することにも疲れた。

やはり、戦友は必要だな。特に長期間になる場合はなおさらともに頑張る友人は本当に必要だと思う。だらけてつるむ仲じゃなくて、ちょうど同じくらいの成績で切磋琢磨できる友人。そういえば、大学受験の頃はちょうど同じ成績の友人がいた。あれは本当に大学受験においてよい方向に進んだんだろうな。

また英語界に舞い降りたい

弁理士試験の勉強をするようになって英語の勉強をやめた。彼是2年以上は英語に触れてない。どんどん忘れてるなあという哀しい感覚に陥る。それはそれで弁理士になれさえすればまあ良いんだけど、そもそもで弁理士になることが本当に自分の幸せにつながるのだろうか?と最近よく思うようになった。

逃げ口上なんだけど、やりたくないことをやらないための理由って100個も1000個も思いつくって言うしな。やらない言い訳を考える天才なんだよな。私ら人間って。

やりたいことって何やろう?もともとどうして弁理士になろうと思ったのだろう?と振り返ってみた。振り返ったら、色々思い出した。英語×化学の仕事をしてみたいというところが真髄だったような気がする。でもはっきり言って、私の化学の知識程度では浅はかすぎて最先端技術のレベルも無理そうな気がする。実際、特許事務所を受けたが1件ダメだった。そんな感じなので、もう無理かもしれない。

無理かもしれないし、そもそもでそんな難解な科学技術を読み解いていくことが本当に自分にとって幸せな道なのかを考えるようになった。大学生の頃に学部の内容を理解するのも厳しくてドロップアウトで修士ではなく、就職を選んだくらいなのに。弱音を吐くのはかっこよくないかもしれないけど、本気で自分の道を考える上で非常に重要なことだから本音をここに書きたい。

コンコルドの誤謬

コンコルドの誤謬。かけたお金と時間が惜しくて、間違えた道だと思い続けているのに、続けてしまう。これがコンコルドの誤謬。結局、損切をしないことで、一生届かない合格を追いかけるということで「損をしていない。」と自分自身を納得させる意味のない行為。本当に意味がない。自分の気持ちに正直になったほうが良い。

一方で、ちょっと苦難が現れたら、例えば、英語の勉強をしていてももうやーめたってなるんじゃない?と思ったりもする。そういう時に一番大切なことって「モチベーション」とか「パッション」だと思う。弁理士になりたい、英語を話せるようになりたいという根源的な思い。初心の頃に思っていたあの感情。

でも、今は正直薄れた。すごいと思われたい!自分にもできると証明してみたい!みたいな思いも強かったように思う。でも、よく考えると、そういうのって、本当に自分がしてみたいなと思っていることをないがしろにしてまで掲げるべきものなのか?とも思う。はっきり言って今の生活は苦痛すぎる。苦痛で面白くない。もうやめにしようか。

2年間弁理士試験の勉強をして気づいたこと

3級知財管理技能士、2級知財管理技能士を取ってみた。そして、弁理士試験に挑んだ。でも、そろそろ心が折れかけてきた。試験があと4か月もないくらいに差し迫っていて、少なくともこの試験を受け終えてから考えれば良いじゃん。って感じなんだけど、それすらもしんどい。どうせやめるなら今やめたいなとも思うし、でも今やめたら最後まで受けることすらせずに終わったという不完全燃焼さにもやもやする気もする。

あと、真剣に取り組んでみて、自分がしたいこと【英語の勉強→仕事につなげる、化学(授業)、ピアノ、ギター】が明確になった気がする。

真剣に取り組んでみて、何が好きで何が嫌いか、どのくらい賢くてどのくらいアホか。何に向いていて何に向いていないのか。結局のところ、何かに真剣に取り組んでみて初めて気づく。だから、真剣に取り組んだ回数が多かったり、真剣さがすごければすごいほど、自分という人間をよく知れるようになる。弁理士試験を通して、少しだけだけど、自分はどういう人間なのかを再認識できたと思う。

今すぐにやめるわけじゃないけど…

潔く今日止めます!とはしないけど、ちょっと数日考えてみます。数日考えて結論を出します。そういえば、就活か院試かみたいな時も数日考えて結論を出して、そっちの道に向かった。結局、大学院卒業という世間からの評価よりも、自分がやりたい方を取る(やりたくない方を取らない)というのは正解だったと今でも思う。

このまま続けようが、続けまいが自分の意志で決めることだし、どちらを選ぶにせよ、選んだ道を正解にしていくしかない。

この記事を書いた人

人生に惑うアラサー。このままでええんか?と一念発起。本屋で知財検定と出会い2級に合格。2021.3.15から弁理士試験の勉強スタート。R4は25点、R5は38点。R6必須論文合格、選択科目落ち。R7最終合格!化学科卒業後に予備校に就職。化学を担当。twitterID : @nishijima1029

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