もう一回、タイに行ってきた。【アラサー限界界隈、タイ旅行記】

雑記

約7年ぶりのタイ

どうも、アラサー限界界隈のニシジマです。7年ぶりにタイに行きました。いつも海外旅行するときは「行ったことのない国に行こう」がテーマなので、行ったことのある国に行くのは実は今回が初めて。まあ、7年前にも来たことあるし、見たことあるものをもう一度見るだけだから、テンション爆上げともいかんのかな?と訪れる前は期待値低め。

でも実際到着してからはやっぱタイ面白いな~って感じで、(あと勝手も大体わかってるのもあって楽だし)、7年も月日が経っていて前来た時のことをちょうどいい具合に覚えてたり忘れてたりしてたので、面白かった。とにかくひたすら歩き続けた5泊6日のタイ旅行でした。

7年前の私と先日の私。アユタヤ遺跡の同じ場所で写真撮影。時の流れは残酷である。

初めての海外旅行は7年前のタイで、パスポートを取ってすぐに旅行ツアーに申し込んで行きました。当時は海外=危ないとか、汚いとか、ぼったくられるとか、まあそういう悪いイメージしかなくて、何となく高級めのホテルを予約したように思います。ほぼ最初で最後となる”ツアー旅行”で、3人くらいの日本人観光客と一緒にバンコクのめぼしいところとアユタヤに連れて行ってもらいました。

7年前に撮影したチャオプラヤ川。

海外ってこんな感じなのやな~。思ってたより先進的なんだなとか、牛角とかセブンイレブンとか日本のお店もかなりあるんだなとか、意外と日本と変わらないなとか、露店だらけで毎日お祭りみたいだなとかとにかく興味津々だったあの当時。そういえばゾウにも乗ったような記憶があります。

そんなこんなで、ツアー旅行は高いので、そそくさと卒業して、最安航空券+一泊800円とかのユースホステル旅にどんどん移行していきました。まあ、今回は仕事と弁理士試験とで何やかんや忙しすぎて疲れてたのを癒すのが目的だったので、勝手がわかるし、便利なタイ旅行を企画したのでした。

7年ぶりのアユタヤ遺跡。
ナナ。

そういえば、7年前のタイと何が違うかな?と思ったら、カンナビス(大麻)のお店がめちゃくちゃ増えてました。最近合法化されたんですよね。店の前を通るだけでもかなり大麻の独特な甘い匂いがします。

カオサン通りは大麻のお店だらけ。

動画はこちら↓

旅で執着が取れる。心のマッサージみたいなもの。

旅をすると、毎日毎日同じ暮らしをして凝り固まってしまった固定観念が取れる。そこが何より気楽で楽しい。毎日同じものに触れて、毎日同じ食べ物を食べて、毎日同じ仕事をし続けていると、「こうやって生きていかないと生きられないのではないのか?」という錯覚に陥る。それで、少しでも外れたことをすると、「もうやばいかも?」とか思っちゃうし、日本人の多数派が目指す方向(「より多くのお金を稼いだ方が良い」とか「良い大学を出た方が良い」とか「結婚はいつまでにした方が良い」とか「こどもは生んだ方が良いとか生まない方が良いとか」)に向かわないと死ぬのではないか?という錯覚に陥る。

でも、国内でも海外でも良いんだけど、みんな実は全然違う生活をしていて、まあなんやかんやで色々抱えつつも、それなりに楽しそうに生きているようにも見える。

自分が朝起きたときに「私は日本人で、これから〇〇という会社に行って仕事をするために地下鉄に乗るんや!」とかわざわざ思ったりしないように、みんなタイ人も「私はタイ人で、今日もトゥクトゥクのドライバーとして働くぞ!」とかわざわざ思わず、何となくみんなそれを受け入れている。

アユタヤをぐるっと回ってくれたトゥクトゥクのおばちゃん。

まあそんなもんで、どんな生活であったとしてもとりあえず、何やかんや受け入れて生きていく力というものが人間にはそもそも備わっているように思う。まあ順応性というか(というか、この受け入れる力がなくて毎朝起きるたびに「うわぁ!私は日本人か!!」なんて思い続けてたらしんどい)。

そんな感じで、毎日10kmほどタイを歩いていると、色んな人やモノに出くわす。左腕が無くて、右手でタバコを吸いながら談笑しているおばあちゃんとか、路上のフェンスに天日干ししてある魚の干物とか。

多分、このおばあちゃんは左腕が無くなった当時はそれはそれは筆舌しがたい気持ちになったのかもしれないけど(いや知らんけど)、今は無いという事実を受け入れて当たり前に生きている。そんな感じで、多分なんやかんやで、自分のテリトリーの中でまあまあそこそこ人生を面白がって生きてる感じがする。

こんな感じで、普段見ないものとか、普段接しない文化とかに触れることで、この人にとっての当たり前はこれで、それでもなお普通に楽しく生きられてるのであれば、私も今の生活に固執せずにある程度好き勝手に生きても大丈夫だな。と思わされる。これが心のマッサージであり、自分軸で生きるために必要な心の栄養剤だったりする。

カオマンガイを食べ続けた。
タイカレーとマンゴーフローズン。

機内でイタリア人とおじいちゃんに出会った。

一人旅をしていると言うと、「向こうで寂しくなったりしないですか?」と聞かれることがたまにある。特に強がりでも何でもなく、本当に寂しく感じたりはしない。どちらかというと、日本で普段の日常生活を繰り返していて、仕事から帰ってきた夜とかの方がよっぽど寂しく感じる。

旅行をしていて寂しいなと感じる瞬間は正直 1 mmもない。2人で行く旅行も好きだけど、一人旅と2人で行く旅行は、やってることは同じようでも、根本的に違う遊びな感じ。

何で寂しく感じないのかというと、たまにその場限りの感じで、同じ旅行客と話し込むこともあるし、相席してご飯を食べたりする出会いもある。だから、喋りたくなったらテキトーに喋るからというのがあるかもしれない。大体は、遠くの国に行ったりすると、「日本人」というだけで珍しいなとなって話をすることもよくある。

あとは、単純に道を歩いていて入ってくる情報量が、普段歩いている道を歩いているときのそれよりも桁違いに多いので、常に興味が沸いてしまう。例えばチェコの街並みなんかはすごく統一されていて奇麗な街並みなので、乾電池を買いたくなっても電気屋さんがどれなのかわからない。調べても出てこないから、とりあえずテキトーに中華が食べたくなったので、入った中華のお店で春巻きとチャーハンを注文するついでに「乾電池欲しいんやけど、ないですか?」とか言って、店員さんから乾電池を買ったり。

日本で生活をしていて王将の店員から乾電池を買うことはないけど、プラハで困ってると、どうしようもないから、とりあえず縋れるものには早めに縋っておこうという気持ちになって、恥のかき捨てで、「とりあえず今乾電池欲しいねん…!頼む!」と言えるようになったりする。

春巻きとチャーハンと乾電池がテーブルに届いたのはあれが最初で最後でした。

めちゃくちゃ話が逸れた。そうそう、バンコク行きの飛行機で、イタリア人の男性(後々話をきくと同い年でした。)とおじいちゃん(80歳)に出会った。

ちょうど3列シートのど真ん中の座席で、(ああ…トイレ行きにくいな…。)なんて、思ってたら、右に座っているおじいちゃんに話しかけられた。

「旅行ですか?」

「はい。一度行ったことあるんですが、バカンスでダラダラしようと思ってます。」

みたいに会話が始まってそこからはまあ他愛もない話を到着までしていた。そのおじいちゃんは定年退職をした後すぐに奥様を亡くされて、タイ旅行をするようになったらしい。そこで、タイ人の女性と知り合って、最近結婚したので、奥さんの家に行くみたいな話をされていた。

「まあ、30過ぎたら大体みんな自分の生活が出来上がるから、友人なんて居なくなりますね。まあ寂しいし、話し相手がおったらええなとかは思います。」

「まあ、そうやねえ。私もそれがあって、今の奥さん(タイ人)と結婚しようかなと思いましたわ。」

みたいな話をしてました。

で、左に座ったイケメン、イタリア人。とりあえず、おじいちゃんと5時間会話持たせる自信がなかったので、イタリア人男性に話しかけてみようと思い、

「旅行ですか?」

「そうです。」

みたいな話から、

「いやあ…転職しようと思ってるんですよね。社長さんやられていて、仕事をバリバリしてどういうモチベーションからそんなに働けるんですか?」

みたいな話を聴くと、

自由を得るためや。と。最初新卒のときに雇われで会社員やってたけど、並行して自分の事業もやってた。それが会社にバレてクビになった。そこから自分の事業一本でやったけど、その会社は倒産した。倒産したけど、もう一回挑戦しようと思って、新たに会社を設立した。それが今の会社で、今は成功している。だから、自由に休みを取って、こんな感じで旅行をしている。と。

よく聴くと、これからカンボジアの離島に行くらしい。そこで数か月滞在するとか。その後はミャンマーに行って、と色々教えてもらったけど忘れた。とりあえず、彼曰く、モチベーションというか、小さな成功を収める→自信がつく→もう少し大きい挑戦をする→より自信がつく→その結果、自分の世界が広がって人生楽しい。

これが彼が言う、人生というものらしい。まだ若いから今から挑戦しよう!てか、今の仕事はよ辞めろ。と言われた。確かにそう。

で、3年間で経営(お金の巡り方やお客さんの取り方)を学べ。その後、自分の会社を設立して3年頑張れ。まだ30代や。という話を聞いた。ありがとうございます。

とりあえず、右側の座席に座っていた、おじいちゃんからは結婚しなさいというお達しと、左側の座席に座っていた、イタリア人からは仕事頑張れというお達しであった。

タイ旅行記

また、youtubeの動画をアップロードしていこうと思います。あんまり動画作成の作業が面倒で好きじゃないのですが、まあせっかく旅行に行ったので、最低限残しておきたいし、youtube伸びたらお金にならんかな?とか思ったり。

以下の2つの写真は、7年前撮った写真と先日撮った写真です。タニヤ通りという日本人街で、昔はいわゆる高級クラブ街だったところだそうです。確かに日本のお店が多かった。

7年前に撮影。
先日撮影。

とりあえず、炎天下の中、タイをひたすら丸一日歩いてました。クロックスで歩いてたせいもあるのかもしれませんが、靴擦れを起こしたり、まあ大変でした。毎日10 km近く歩いてましたからね。とにかく、ビールを飲みたいときにビールを飲んで、お腹すいたらカオマンガイを食べて、マッサージ受けまくって(めちゃくちゃ上手なのに1時間で300バーツ。)、ちゃんねーのいるお店でお酒奢ってわちゃわちゃして、飽きてきたら電車1時間乗ってアユタヤまで行って…眠くなったら爆睡してました。享楽的な旅でした。

風に揺られて1時間の電車旅。
アユタヤからバンコクに帰る。

今回は癒し旅だったので、ユースホステルしんどいなと思って、結構良いホテルを予約しました。ダブルサイズの部屋を予約したせいか、多分カップル用の部屋だったんでしょうね。

タオルで形作られた「♡」型の白鳥2羽に迎えられました。ありがとう。

真顔で白鳥を見ながらビールを飲んでました。2泊目からはご配慮もあってか、普通にたたまれたタオルが置かれておりました。2泊目も白鳥やったらそれはもうわざとやろ。

サトウキビジュース。
えだまめTを着てると、日本人は読めちゃうので大体怪訝な顔で見られる。

今回は本当は、インドのバラナシに向かって、ガンジス川を見ながら、川のすぐ横でやってる火葬場を見に行こうと思ってました。火葬場を見て、人の生きる、死ぬを感じてみようかなと思ったりしてました。が、2024年の上半期があまりに忙しすぎて、多分バラナシは体力的にきついというか、もうちょい清潔感があって利便性も高くて、気を抜いてても大丈夫な国に行きたいと思い、タイにしました。

とにかく、何も考えずにテキトーにホステルも予約したので、到着してちゃんと調べたらめちゃくちゃ駅から遠いホステルでした。まあタイに行くと決めたのも1週間前とかそんな感じだったので、こんなもんでしょ。何にせよ、ホステルだけは駅チカをお勧めします。何をするにせよ歩くのが遠すぎてしんどいです…。最寄りの駅まで30分くらいかかるところでした…。

この記事を書いた人

人生に惑うアラサー。このままでええんか?と一念発起。本屋で知財検定と出会い2級に合格。2021.3.15から弁理士試験の勉強スタート。R4は25点、R5は38点。R6必須論文合格、選択科目落ち。R7最終合格!化学科卒業後に予備校に就職。化学を担当。twitterID : @nishijima1029

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